April 16, 2005

だれも勧めてくれない「フラット35」

家を建てて不幸になっては何の意味もない。だからまずはお金が一番大事。

公庫と民間金融機関が提携して行う新型ローン「フラット35」の利用者が最近になって急激に伸びている。当初は貸し手のリスク(つまり貸し倒れとか)を分散させるためだけの制度と思っていたが、金利が大幅に下がったことで、借り手にとっての大きなメリットが生れた。

このシステムの特徴は、「全期間固定金利」で「元金均等払い」も選択できるので、非常にまじめであるという点にあるが、そこへ「低金利」が加われば人気が増すのも当然だ。「保証人不要」や「繰上返済手数料不要」なども大きい。

この「フラット35」、窓口となる金融機関は儲からないだろう。それは決まって自社が行う「超低金利モノ」を勧められることからもわかる。そして4月1日、相反するはずの「公庫ローン」と「超低金利モノ」とを合わせて借りる「すまい・るパッケージ」という、借り手をますます混乱させる商品も登場した。

これは、儲けなければならない金融機関と、儲けさせる訳にはいかない借り手との知恵比べ。したがってローンを選択する際には、わがままにご自身のメリットを追及してほしい。

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1. フラット35優良住宅取得支援制度  [ 住宅ローンとお金の情報サイト ]   May 15, 2005 19:37
平成17年6月1日から受付終了日(戸数制限があり、期間前に終了する場合もあり)ま

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