October 2009

October 29, 2009

心のそばの胃のあたり

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ちょっと痛んでるような気がします。でももうちょっとで落ちつくはず。

難しい問題は自分で解決せず、時間に解決してもらいます。忙しい時期はこうして乗り切るに限ります。

October 25, 2009

ほっこりまつり

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栗東市街道百年ファンクラブには、観音寺のまちづくりに取り組み、阿星山の間伐材を普及させたい強い思いが。建築士会には、県下で長年間伐材を使ったものづくり教室をやってきたノウハウが、それぞれありました。

今日は東海道ほっこりまつり。栗東市街道百年ファンクラブと建築士会がコラボで観音寺の間伐材を普及する嬉しい日。別々のものが一緒になったんやから。なのに日程がぴったり重なった琵琶湖博物館での「住まいの小学校」へも出席。どちらにも申し訳ないことをしてしまいました。慌しい日が続いて胃が痛んでます。

先日降ろした間伐材を今日販売しました。300円は高いとお客さんはおっしゃいます。そこで少し山の現状や観音寺のことをお話すると、「わかった」と言って買ってくれはります。こういう人が多くいらっしゃいました。それはちょっと驚きでした。

このほっこりまつりは旧東海道を通行止めにし、歩く人だけによるかつての賑わいをとりもどすお祭りです。お客さん達も意識が高く、何かを感じてるんやなと伝わってきました。300円でまちづくりに関われるんなら、という気持ちで買ってくれたんやと思います。

感謝です。

October 24, 2009

地鎮祭

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安曇川流域・森と家づくりの会のモデル住宅の設計が(ほぼ)終わり、舞台が現場に移ります。今日は地鎮祭でした。

地鎮祭とは、土地の神様を鎮め、この場所に建築することの許しを得る儀式です。以前はこの儀式が嫌いでした。掛け声がちょっとおかしくて・・・。でも、独立して自ら設計者として刈初(かりそめ)を務めるようになってからは、誰よりもいい声をだすようにしています。

説明できないものを嫌ってきましたが、どんなことにも深い意味があります。生活には恐れがあり、無事を祈る心があり、こうしていられる感謝があります。

だからこうしたことはすべて「ありがとう」っていうことなんやと思ってます。

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October 23, 2009

森ビト

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ここにはふたりの精霊がいます。アエルとスマイリーという「森ビト」です。

逢いたいという思いから生まれた森ビト アエルは目の前に、そしてみんなを笑顔にかえてしまう能力をもった森ビト スマイリーは入口のところでお客さんを笑顔で迎えています。栗の木の横でじっと誰かが来るのを待ってます。

余談ですが、この栗の木で椎茸を栽培してることをスマイリーはまだ知りません。

October 22, 2009

猫と犬

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昨日、お気に入りのみぃこさんと対面。元気そうでなによりです。きっと何かを企んでる目がたまりません。

今日は午後から新しいプロジェクトの打合せ。自分も含めて大きな男が3人で話し合ってるテーマは犬。

ちょっと笑ってしまいました。

October 20, 2009

出張

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以前はよく出張と嘘をついて山に出かけてましたが、必ずばれるのでしばらく「出張」はやめておきます。

行きたいところはたくさんありますが、我慢して追い込みかけます。

October 18, 2009

ハレとケ

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誰にでもハレの日とケの日がありますが、今日が彼女にとってかつてないハレの日やったと、後で気がつく痛い親父です。

October 16, 2009

間伐材

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人工林の間伐は絶対に必要。でもなかなか突破口は見えません。キャンペーンはできるけど、大量に消費していくことが難しい。これは栗東の山だけでなく日本中の山が抱える問題です。

この前JRAの方に、栗東のトレセンのウッドチップコースに周辺の鶏冠山、竜王山、阿星山の間伐材を使えないか相談したら、「ちょっとそのへんのことは・・・」という返事。こちらも思いつきで話してるから当然です。でもここでなら山三つ分くらい解決できそうな気がしています。

うまく説明できれば伝わるかもしれないので、まずは競馬のことを勉強しようと思います。

October 15, 2009

農ある仕事05

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ラディッシュの赤く丸い部分て、いつどこにできるんでしょう。最初は地下にできると思っていましたが、おそらく地上の茎の部分がぷくっと膨れてくるんやと想像しています。でも、そんな気配ないし・・・・。

気にしても仕方がないので放置します。

October 14, 2009

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「紗」に惹かれてます。コンサートや芝居の演出に使われる透ける緞帳を紗幕といいますが、紗幕が下りてるだけで開演を待つあいだにすでに興奮してしまいます。概ねそこに映像が映って、それから舞台が明るくなります。

内装材や外装材、なにかを仕切る材料に紗幕みたいなものを使いたいのですが、なかなか難しい。仮設の資材ならこうして当たり前にあるんですけど。

どこ見てんの?

よく聞かれますが、僕は透けてる向こうを見てるんです。

October 13, 2009

なにができるか

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若いあいだは「まちづくり」をしてはいけない。こんなことが本に書いてます。わかる気がします。金にならないことをするのはもっと先だと言われればその通りだと思います。

ただ・・・・。

僕ら建築士はアイデアを売る奇妙な仕事ですが、その際自分の引出しに何が入ってるかのみが拠りどころになります。先を急がず、引出しにいろんなものを入れる作業は欠かせないと思ってます。

昨日の観音寺。三部構成の最後にあった座談会。山里ゆえの苦悩が浮き彫りになりました。参加者の大きな期待がそこに乗っかり、プレッシャーが増すのでは…と気になりました。

こうした取り組みに参加するのは、自分が何を学ぶか、何ができるか。それにつきるのでは。山が抱える問題は、まちの問題です。自分のまちで何ができるか。それが問題なんです。

なぜ山の木に値段がつかないか。もっと安い木を使いたがるからです。地元の木を使う本当の意味を、僕らが伝えきれてないからなんです。

だかもう立派な建築士には任せておけないんです。

October 12, 2009

水仙街道

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観音寺へのアプローチに群生する水仙を掘りおこして、さらにその群生エリアを広げるイベントを開催しました。地元観音寺の自治会と街道百年ものがたり協議会がやってる4つのプロジェクトのうちのひとつです。仕切り役を任されたときは気楽に構えていましたが、どんどんみえる参加者の数にびびってしまいました。

声が小さーい!とか、こら建築士しかっりせー!とか、野次られたりもしながら、無事に一日を終えられてほっとしています。

明日提出の書類をこれから仕上るので、疲れをとるのは明日の晩です。

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October 11, 2009

ちまきが繋ぐもの

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電車道と呼んでるゆるく長い坂を登り終えると、山は松屋町通りという狭い道に入ります。ここからが大津祭りのクライマックスで、12番目の孔明祈水山がそこにたどりついたころには、通りは温まりきってました。

囃子にあわせて手を叩く妹。なんとしてでもちまきをゲットしたいお兄ちゃん。無事にちまきを手に入れたあと、虫捕り網にお礼のなにかを入れて差し出しました。

なんかこう…。胸が熱くなりました。

ずっと前からこんな光景があったんやから、これから先どこまでも続いていってほしい。家を建て替えるなら、極端に2階の床が低い百町ならではの町家がいいと思います。もしハウスメーカーの家にしたら、2階が高すぎてちまきがゲットしにくいはずやから。だから年に一度のこの日のために…。

地域文化はそういうもんやと思います。
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October 10, 2009

窓の外に

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大きな虹が見えました。東向きの窓なので、夕方の虹には気がつきます。

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農ある仕事04

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葉大根。今日が19日目。25日で収穫できると書いてるので、来週食っちまおうか。種はまだまだあるし。

いつでも食べにきてください。

この前の森づくりフェスタでゲットした椎茸は2年後に収穫できるそうです。こちらは気長に待つしかありません。

明日は大津祭りで孔明祈水山(こうめいきすいざん)を曳きます。これ結構ハードです。去年は祭りのあと、そままイカ釣りに出かけて、磯を登る途中で寝てしまい、落ちました。「え、今から死ぬの?」と思った瞬間でした。

今年は自重します。
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October 09, 2009

17:18

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高島へ向かう車から、燃える空が見え、一瞬で消えました。過ごしやすいはずのこの季節、あまり好きでありません。毎年忙しくて焦るから。

時間が過ぎる早さを感じて焦ってしまうんです。
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October 08, 2009

ひだまり

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今日、定額給付金の申請をしました。忘れてました。

投函する際思い出したのが、かとうかなこさんというアコーディオン奏者の「ひだまり」という曲。3月に開催した近畿アーキテクトの打ち上げに突然現れたかなこさんに、定額給付金でアコーディオンを買うことを約束しました。かなこさんは、小さいやつなら四つ買えます、と教えてくれました。

小さいアコーディオンを買うべきか。生活費にあてるべきか。それとも、パーッといくべきか。

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October 07, 2009

パーマァとメーロー

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自分の思いとか願いとか。そういうのではなくて、光とか風とかの愛情を感じて奏でていきたい。

通勤中、ipodに飽きてラジオに切り替えると、脈絡なくこんな話が聞こえてきました。もう少しちゃんと聞こうとしましたが、ゲストタイムは終わり話題は「昔の彼氏に会いたいかどうか」に変わりました。

そんなことはどうでもいい。いやそれも気になるけどね。

光と風の愛情についてが気になるのに、どんどん記憶が薄れて、今では本当にそんな話やったかどうかも怪しくなってきました。

パーマァとメーローの動きが心配ですが、自然には敵いません。これも愛情やと言い聞かせてやり過ごしましょう。

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October 06, 2009

4年経って

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2005年に16平米の小さな倉庫を増築し、その流れで提案した工場の将来計画がスルッと決まりました。翌年、5000平米を超える建て替えが始まりました。そして第5期となる最終工期がこれから始まります。

4年も経てば事情がかわります。景気が悪くなったり、前の道のかたちが変わったり。もう一度細かい部分の設計をやり直さなくてはなりません。記憶や記録に関係なく、この状況で何が一番よいか、よく考えなくては・・・。

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October 05, 2009

農ある仕事03

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真ん中の葉大根は約2週間たって賑やかになってきました。一日ずらして植えたのが左のラディッシュ。これも順調です。右は先週種をまいたばかり。パラパラまかずに一粒づつ置いたので、綺麗にならんでます。

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October 04, 2009

昨日の空

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昨日のフェスタが終わったあと、木の下で4人がミーティング。安曇川の会で取り組む設計会議も大詰めの段階ですが、あまりの気持ちよさについ空を眺めてしまいました。


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October 03, 2009

偶然は必然

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森づくり交流会ふれあいフェスタ2009に安曇川流域・森と家づくりの会として参加しました。

共に活動している木考塾の人たちはそれぞれのブースのリーダーとして参加されています。
栗東の街道景観の取り組みを一緒にしている人たちの姿もみえます。
昨日、一緒に料理を作っていた住宅センターの方も。
琵琶湖博物館との協働で親しくなった人も。
毎年依頼を受ける小学校での森林学習で出会った人も。
建築士会でいつも難しい会議に同席する人も、立場が違う今日は笑ってます。
観音寺の前の自治会長さんが偶然安曇川のブースにみえたのには驚きました。
さまざまな活動をしている人のそれぞれの思いがひとつのところに集まってきているような気がしました。

何の接点もなく頭を切り替えながら取り組んでることが、つながりはじめました。

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October 02, 2009

男の料理

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家を設計するとき、まず最初に台所から考えなあかん。W.M.ヴォーリズはそう言ったそうです。「木村さん、日頃料理しないでしょ」。これは以前お施主さんからいただいた厳しい言葉です。キッチンの勉強会と料理教室を企画した背景には、様々な思いがありました。

建築士会が大阪ガスさんの協力を得て開いたこの料理教室は、集まれば他人を攻撃する我々がなぜか今日に限っては自分のことで精一杯というこっけいな雰囲気と、研修とは思えない和やかさで行われました。

いつも料理をしている人はなぜ作りながら洗いものができるのか。8月に参加した料理教室と同様に難しさを感じました。そしてうまくいったらとても嬉しかったりも。

「またやってな」
帰り際に多くの方が声をかけてくれました。火傷のあとが膨れてますが、またいつかやらないといけません。

作りながら洗えるまでには、まだまだ修行が必要ですので。料理?少しはできますよ。って返事もしたいので。

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October 01, 2009

地面と柱と屋根のとき

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屋根が張られて壁はこれからというときが、一番建築らしい気がします。ここで終われたらいいのにな、と静かに呟いてます。

絶対に必要なものだけがあって、ほかに何もしない建物をいつか作れたら嬉しいな。

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