
プールから出てくるとちょうど11時でした。ロビーにある大きなテレビが、冬のオリンピックの開会式を映していました。
1988年の今日、カルガリーオリンピックの開会式をこたつで観てると、おかんが泣きながら僕を呼ぶ声が聞こえました。大学の合格通知が届いたその日は18歳の誕生日でもありました。冬のオリンピックが始まると、あの日母親が泣いてたのを思い出します。
そして残念なことに、今日で僕は40になりました。でも自分がなってみてわかりましたが、40歳ってまだまだやね。未だに何も成し遂げず、夢だけは一人前の子どもなんやと。
不惑なんて嘘ですよ。