February 2011
February 28, 2011
February 27, 2011
山邑邸
フランク・ロイド・ライトという建築家の人生を大逆転を演じたヒーローとしたがるアメリカの研究者に対して、ライトの苦しい25年間を事実に基づいて一人の弱い人間として伝えた谷川正己先生。そのおかげで僕らは建築家のほんとの魅力を知ることができました。世界中の誰がライトを論じようと、谷川先生に敵う人はいません。
大学生のとき、建築史の単位を落としそうになり救済を求めたら、何かを書いて持ってきなさいと教授はいいました。僕は芦屋の山邑邸に向かい、その感想をもとに谷川先生が書いた本への反論を書いて提出しました。単位を取るにはそれくらいが必要でした。
これまで何度も訪れた山邑邸。いつもと違うのは会えるはずもない谷川先生が一緒やったことです。
February 24, 2011
February 22, 2011
電線
朝から近江八幡で打合せ。午後から彦根で打合せ。終わるころには陽が暮れかけていました。電線が工事の支障になると聞いてそれをながめていました。
そういえば先週行われた栗東市の景観審議会で電線の地中化が話題となりました。費用的な難しさやドイツでの事例、将来に向けての働きかけなどの意見交換があり、立場の違いはあっても思いは共通していました。そんななか、僕は黙っていました。
会議が終わってから本音を言いました。
「僕、電線好きなんです」
すると予想外に皆さんは
「スズメがならぶしね」とか
「田舎の電線は確かに素敵」とか
「ラオスの電線なんてすごくいいよ」とか。
みんな結構電線が好きでした。
暇ができたら電線の景観要素についてまとめます。