April 2011

April 30, 2011

がんばる人

IMG_9546

遠野市についたのが朝の7時半ちょっと前。ここはボランティア拠点となっているようでこの時すでに多くの方がスタンバイしていました。瓦礫の撤去や避難所のお手伝いをする勇敢で行動力のある人たちです。それでも被災地域が広すぎて人は不足しているようにも感じました。

僕らの宿には警察や消防も泊っていましたが自衛隊はテントで寝ているようでした。よくみると若いし、話すと礼儀正しい。この人たちにはより良いスーパーバイズがあってほしいけど、たぶん人は足りてないと思います。

IMG_9646


わかることとわからんこと

IMG_9626

三日間の休みを頂戴し(といっても祝日と土日をあわせた三日間ですが)宮城と岩手に来た理由は長引くことが予想される避難所の生活環境の改善計画のためですが、それはまた報告できるときがきたらするとして、その道中に見たことと聞いたことと感じたことを忘れないように書いておきます。注意を払うつもりですがもし不適切であれば許してください。

早くから現地入りされてる被災地NGO協働センターのリーダーの方のプランで岩手県の大槌町へ。避難所となってる小学校での調査を終えて校門を出たところに線路がありました。三人の男性が見つめる先は警察による行方不明者の捜索かその向こうに広がる町の姿かわかりません。

数百メートル離れたところでこの線路は途切れているので電車はきません。わかるのはそういう事実だけです。
IMG_9634


April 29, 2011

違いすぎる景色

IMGP4390

仙台東部有料道路の下をくぐったら突然世界がかわり、目に飛びこんだのは船でした。今日のうちに岩手県の花巻までいく予定なので北上するつもりが間違って南へ。名取市の細い道を迷ってる最中でした。高く土を盛ってる有料道路が津波をそこで堰き止めていました。

今回の地震は家屋などに大きく影響を与ええる周期1〜2秒の地震波が強くなかったため、津波の有無で被害の状況が大きく違うと専門家は分析していました。一本の道で切り分けた景色はまるで違うものになっていました。

多くの人は自分が暮らす場所を自ら選んでいるようで選んでいません。様々な理由が絡んで与えられた場所に暮らしています。そう思うとこの違いはあまりにも残酷です。

歩きだすために

IMG_9534

あの日の5日前。3月6日に卒業設計日本一決定戦がここで行われていました。建築学科生の聖地であるせんだいメディアテークは外からみたところ無傷。でも特に上階の内部に被害があり、現在は閉館中。玄関の外では図書館の職員さんが返却などを受けていました。

東北へ向かう新幹線の乗客も、仙台駅ですれ違う人たちも、市街地の建物も、一見すればいつもと同じで、地震のあとを感じさせるものは「がんばろう東北」という大きな文字と、駅の構内に設置されたボランティアセンターに列をつくる若い人たちの姿と、マンションの壁を観察すればわかるひび割れなど。意識しなければ普通の日常です。

でも新幹線で隣に座る男性の鞄からヘルメットが見えていたりするから、みんな何かを思ってこの車両に乗ってるし、いつものように服を買ったりパスタ屋さんに並んだりする仙台の人たちも大事な人を失ったりした悲しみを堪えてるんやろな…と。

メディアテークの中と外はまるで人の気持ちを映すように静かにそこにありました。5月3日から「歩きだすために」というイベントを皮切りに再開するそうです。

April 18, 2011

原寸

0418

新しい工事が始まりました。給水はここ、排水はここ、LANはここ、と決まるとちょっと気持ちが楽になります。

binskas at 17:52|PermalinkComments(3)TrackBack(0)clip!

April 17, 2011

「森のボサノヴァ&ジャズ」開催

20110418_01

モデルハウス“もりいえ”オープン一周年記念コンサートを開催します。

ぜひお越しください。

詳しくはこちら

集合!

binskas at 19:45|PermalinkComments(2)TrackBack(0)clip!お知らせ 

April 12, 2011

実相院の庭

IMG_9500

今年の桜を一枚くらい残しておきます。

April 10, 2011

圓通寺の庭

IMG_9523

時間をかけてベストポジションを確保したつもりでしたが、今思えば僕は少し座高が高いような気がします。

April 09, 2011

想定外のあと味

0409

映画も芝居もだいたい少しの予備知識もなしに観るので、始まってしばらくしてから「これってひょっとして怖い話?」となることがよくあります。でも今回の舞台はタイトルからして、「元気と涙が一緒にでたなあ」と思いながら劇場をあとにする自分が想像できました。

見事に裏切られました。

April 06, 2011

家を建てるひとの思い

0405

「この図面、明日麻酔が効く前に親父にみせるわ」
打合せの最後に息子さんがそう話されました。

大きな手術を前に、新しい家での暮らしに思いをはせることが、気力と体力の充実につながれば。

April 04, 2011

今日の空

0404

悲しいくらい青いな。

April 01, 2011

エイプリルフール

IMG_9451

フランスではこの日を「ポワソン・ダブリル(四月の魚)」と呼んでいて、魚の形をしたお菓子をプレゼントすると、昔観た映画で知りました。

魚が産卵するので漁を禁止するこの季節は魚を食べられないから、「四月の魚」とは「ありえないこと」とか「かなわない夢」を意味しています。

今日は嘘をつく日じゃなくて、かないそうもない夢を語ってもいい日なんです。普段言えない本当のことを言う日なんです。