May 03, 2005

パース(完成予想図)からわかること

e85ea17e.jpg建物を設計する基本は平面図。平面的なプランニングが不十分なら間違いなく良い建物ができない。でも設計屋さんは完全な平面プランを作ってから、さてと次は立面図、あるいは断面図という具合に作業を進めているわけではない。出来上がった建物を決して真上から眺めたりはしないのと同じように、これからつくる建物を真上からの視線だけで考えることはしない。出来上がる空間を想像しながら、その空間に身を置いているのです、一応。

ところが三次元をイメージすることはたやすい事ではない。ましてや相手に伝えるとはなおさらである。だからパースを描く。計画の最初の時点で描くようにしている。下手くそだがこれでムードが伝わる。

だがパースには注意が必要だ。ついついベストアングルを探してしまうから。だからできるだけ生活の視線で何気ないアングルで検証し、意思疎通をはからなければいけない。

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1. パースを練習する前に  [ 画力向上ガイド - 絵心をアップしてイラストや漫画のレベルを上げよう ]   December 17, 2005 15:02
漫画を描く人でよく「パース(遠近法)が苦手だ…」とか、「背景が描けない…」とか言う人がいます。当たり前の事ですが、パースや背景が苦手なら、ひたすら描いて練習すればいいのです。パースの描き方―背景・モブシーン私もこの本を持ってま....

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