October 22, 2007
一年がすぎて
竣工して一年が経った川原のMさん家に行く。
家が完成すれば設計監理の仕事は一応終わるけど、住まい手さんの生活はそこから始まる。不都合なところはないか、図面に込めた思いが実を結ぶか、は時間が経ってじわじわと答えがでてくる。
市街化区域と市街化調整区域の境目に建つこの家は、道路側には新旧の住宅がならび、裏側は田畑が延々と続く。表と裏に別の表情をもたせてそれぞれの風景に相応しい家にしたかった。ここからは比叡山や比良の山並みまで何も邪魔されずに眺めることができ、逆に遠くからでもこの家の後ろ姿を確認できる。つまり裏の表情とは田園風景の向こうに建つ小屋のようなイメージ。
都市計画法はなにかと面倒くさい法律だけど、この家に限っては都市計画法の線引きをうまく利用できた。20年くらいはこの環境に変化がないと見込んでいるけどは果たして・・・。
だから一年くらいでは何もわからないのかも。答えはじわじわと・・・。20年かけて・・・。
都市計画法はなにかと面倒くさい法律だけど、この家に限っては都市計画法の線引きをうまく利用できた。20年くらいはこの環境に変化がないと見込んでいるけどは果たして・・・。
だから一年くらいでは何もわからないのかも。答えはじわじわと・・・。20年かけて・・・。