世界の住宅/世界の建築

May 13, 2017

ルイス・カーン×2

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いつか行ってみたかったキンベル美術館を訪れるとなんとルイス・カーン展を開催中でした。


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6:00PMのキンベル美術館

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閉館後のキンベル美術館の庭で何もせずに。

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February 21, 2011

空から舞い降りた建築家

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ドミニク・ペローというフランスの巨匠が設計したソウル梨花女子大学。はじめて雑誌でみたときは衝撃でした。何度も写真でみたその場所に立った感想は。

写真と同じ。

それ以上も以下もなく、何のくるいもなく、同じでした。

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June 28, 2009

健康な建築について

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大学時代、設計課題で幼稚園の設計をしていて先生に相談に行くと、「内井昭蔵のディテール」という本をみなさい、といわれました。扇形の部屋にどのように架構を組めばよいのか悩んでいた私に、内井さんが設計した世田谷美術館をまずは真似てみよ、という意図だったのだと思います。それは衝撃でした。続きを読む

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February 20, 2008

ハイド館の床

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W.M.ヴォーリズの設計で1931年に完成した清友園幼稚園。メンソレータム創業者アルバート・アレキサンダー・ハイドの夫人からの寄付によって建設されたことから、現在はハイド記念館とよばれている。

築77年くらい経ったハイド館の床はとても奥ゆかしく光っていた。大切に守ってる人がいるから建物は美しく保たれている。この日、ヴォーリズ建築を守るいろんな立場の人に会った。みんな優しい人でした。

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November 16, 2005

谷口吉生のミュージアム

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12年前、ニューヨーク近代美術館[MoMA]を訪れた時の記憶を辿ってみたが、ほとんど何も思い出せない。MoMAと書かれたフラッグをみつけて「ここか」と思った瞬間と、ミュージアムショップでジャン・コクトーの絵が入った白い皿を買ったこと。あとは・・・ものすごい多くの人と、人ごみの向こうに中庭があったのか、明るい光が入っていたこと。頭に残る映像はこの3カット。

これほど記憶がないということはきっと時間もなく、思い入れもなかったからだろう。そしてもちろん、谷口吉生という建築家によってMoMAが生まれかわることなど想像もしなかった。

新しいMoMAはどんな感じだろう。と考えながら、きっとMoMAより美しい豊田市美術館を訪れた。視線がうまくコントロールされていて、「まだ見せてあげないよ」とじらされる感じが気持ちよかった。緑色の大きな壁で地盤を切り分けているので、アプローチから水面(みなも)を感じることができない。そこがいい。

現在、MoMAが企画し日本に凱旋帰国した「谷口吉生のミュージアム」が開催されている。だから建物を観たいと考えてる人は今行くべき。

次は法隆寺宝物館を見たくなった。

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July 19, 2005

ロビー邸のテラスから見たシカゴ大学

de06ba81.jpg昨日書いたベニヤドームのイベントで、アメリカから来た英語教師の方に会った。彼は以前、シカゴの南部ハイドパークに暮らし、シカゴ大学で働いていたと話してくれた。

建築をやってる人なら誰もが知ってるロビー邸(設計:フランク・ロイド・ライト)はシカゴ大学の隣にある。現在はシカゴ大学が所有し保存と公開をしているから、大学の中にあるといってもいいかもしれない。

以前ロビー邸を訪れたとき、シカゴ大学の大きさと美しさに驚いたことを思い出した。

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July 11, 2005

ピカソの「無題」

60b7e2f7.jpgシカゴにはプラザアートと呼ばれる巨大な彫像が点在し、街を彩っている。デイリー・シビック・センターの前にはピカソの「無題」。そこから道路の向こうに目を移せば「ミロのシカゴ」といった具合だ。

シカゴを舞台にした映画「逃亡者」では、「ピカソに向かっている」といったセリフがあって、劇中で重要な手がかりとなる高架鉄道の大きな音とともに、この街の特徴がわかりやすく表現されている。「ブルースブラザーズ」で不必要なほどに登場するのもこのピカソだ。



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April 28, 2005

ワールド・ファイナンシャル・センター(設計:シーザー・ペリ)

7714485f.jpg別に「9・11」について何かを言うつもりはない。失くしたと思って忘れてしまっていたこの写真が出てきたのでしばらくながめていた。でも主役はやっぱり手前のWFCではなく、その向こうにうっすらと浮かぶWTC。NYを訪れたのは1993年頃。この日は洪水が起こるほどの悪天候だった。この直前にもWTCではテロがあって、低層部分が壊れていた。雨雲に突き刺さって消えていく様はなんとなく怖かった。

WFCは中央にウインター・ガーデンと呼ばれるアトリウムが有名で、中には16本のヤシが伸びている。あとで知ったが、このアトリウムを設けることで容積率ボーナスが得られるということらしい。日本の公開空地より実用的な制度だと思う。

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April 19, 2005

ミホ・ミュージアム(設計:I・M・ペイ)

c1e982a6.JPGミホ・ミュージアムを訪れるなら、桜のきれいなこの時期がいい。街中の桜が終わりかけるとちょうど見ごろになる。

伝統的な入母屋をモチーフにした屋根が日本人の僕には馴染まないが、それを中から見あげると、木調ルーバーの隙間からライムストーンの壁に光がふりそそいで美しい。この日、展示室の空調が適切でなく、息苦しかったのが残念。

レセプション棟でチケットを買い、桜をみながら歩いてトンネルをくぐり、橋を渡ってようやく美術館にたどりつく。この間、車で送迎もしてくれるが、元気ならぜひ歩いて景色の変化を楽しむべき。

異次元を感じるのは、施工の質が特に高いからだろう。

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April 15, 2005

アーサー・ハートレイ邸(設計:フランク・ロイド・ライト)

139ccc3b.jpg学生時代、兵庫県芦屋にある旧山邑邸(ヨドコウ迎賓館)の階段を上りながら、フランク・ロイド・ライトの住宅をもっと見てみたくなった。壮年期のライトが拠点にしていたシカゴを訪れたのはそれから数年後。そこには多くの傑作と駄作があった。

そのなかでもお気に入りがアーサー・ハートレイ邸(1902年)。数ある名作の陰にひっそりとたたずむ存在感がいい。背の高いアメリカ人が頭をぶつけるのではと心配になるくらい低い階高が際立っている。100年以上経った今もあたりまえのように当時の姿のままで誰かが暮らしている。

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